2004年02月04日

燃えるごみと資源

~住んでいる場所で全く違う分別方法

プリンのカップはどこに捨てたらいい? 総菜が入っていたトレーは洗うんだよね? ペットボトルはどうする?

うちではすべて台所のごみ箱行きである。どれも可燃ごみだ。私の住んでいる地域では、可燃、不燃、びん、缶、紙・布の資源、粗大とごみの分別方法は6種類しかない。遊びに来た友人たちがどうしてそんなにごみの捨て方を細かくたずねるのか、彼らの家に行って謎がとけた。うちでごみとして捨てられるものは、場所によっては「資源」になるのである。

大きく違うのは可燃ごみの扱いで、「プラスチック製容器包装」「紙製容器包装」「紙パック」「ペットボトル」といった資源回収が行われている点である。

3個組のプリンを買ったとしよう。外装の薄いラップをはがし、カップのフタをめくって食べる。ラップやカップ、フタはプラスチック製容器包装、3個組を支えている下の台紙は紙製容器包装として出す。おなかに入ったプリン以外は化学・固形燃料、プラスチックや製紙などの原料に再利用する資源となる。

細かく指定されている資源とごみの分け方がわかるようにイラスト入りの冊子を配っている地域もある。食べ物が入っていたトレーやカップはきれいに洗って出すそうだ。手間はかかるけれど可燃ごみの量はグンと減った、と友だちは言う。「生ごみと鼻をかんだティッシュぐらいだからね」。

うちでプリンを食べると分別方法に頭を悩ませる必要もカップを洗う手間もないが、ごみとして捨ててガンガン燃やしていることに疑問がわいてくる。こまめに分別し、せっせとトレーを洗う人たちに申し訳なく思えてくる。

再利用のための資源、あるいは燃やすごみ。同じ県内でも市町村が変われば処理・分別方法も異なる。ここではごみでも隣町では再利用へ。本気で地球の資源や環境問題を憂えているのなら、全国規模で、あるいはせめて都道府県単位で統一して資源化に取り組むべきではないだろうか。

(東京新聞・2004年2月4日掲載)

by ichiko : カテゴリー:新聞掲載コラム

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