2002年09月12日

ひとくちコラム

●みなさん、拾いに来るなら今が旬

うんざりするような暑さが過ぎたと思ったら、すでに栗の季節。我が家の前の広大な栗林は実りの最高潮を迎えている。今年は豊作のようで、うっそうと茂る葉のあいまに緑のぼんぼりのようなイガイガがゆさゆさ揺れている。背の低い枝をひきよせのぞきこむと、開きかけているイガのなかにつるりと光る茶色の粒が見える。普通、イガのなかには3つの実が入っている。窮屈そうに身を寄せている栗の実三兄弟。

栗ごはん、栗の甘煮、この季節になると食卓は栗だらけだ。おとといは、隣に住む義姉が栗ケーキを作ってくれた。生地に栗の実を練りこみ、オーブンで焼いただけのシンプルなものだが、バターの香りと栗の歯ごたえがとてもおいしかった。栗を消費するのに、あの手この手なのだ。

河原に散歩に出かけるときには、栗林を通らなくてはならない。いまにもイガが頭のうえに落ちてくるのではないかと気が気ではない。上ばかり気にするとサンダルばきのつまさきにイガが突き刺さったりする。地面は、色の抜けた茶色のイガで埋め尽くされている。まるで百円タワシの出荷工場みたいなんだな。

夜遅く仕事をしていると、がさがさ、ごそごそ、かきーんと栗林からいろんな音が響いてくる。それはそれはにぎやかで、ああ、またこの季節が来たのだな、と思う。

●こちらも豊作

今年はゴーヤにハマった夏だった。良くも悪くも、好きになるとそればかり食べてしまう。近くに沖縄料理の店などあるはずもないので(いちおうインターネットで検索してみた)、自分で作るしかない。ゴーヤチャンプルはいったい何度作っただろうか。ゴーヤと挽き肉の炒め物、ゴーヤサラダ、ゴーヤ天ぷら。毎日のように食べ続けた。

偶然にも、義母が庭にゴーヤを植えてくれていた。庭のフェンスの向こうの細いツタを見るたびに、「これで本当にゴーヤなど出来るものなのか」と半信半疑だった。親指ほどの実がころがっているのを見つけたときには、ずいぶん感動した。ミニチュア版だが、とりあえずゴーヤにまちがいはない。しかし、それぐらいで感動している場合ではなかったのだ。

肥料も技術も手間も必要としないゴーヤくんは、放っておいてもどんどん成長し、ツタはいつしかフェンスを越えた。わずか4本仕立てであったが、食べるにこまるほどつぎつぎに実をつけた。ごろんと太った見事な姿であった。来年も植えよう。

●ひっこし王

いま、日通に引越しを頼むと「REFRE(リフレ)」という情報誌がサービスでついてくる。デザインとレイアウトはわたくしが担当いたしました。(「引越パーフェクトガイド」のページは除く)。


●今月の酒

◎日本酒             ◎焼酎
  天法・純米吟醸          蔵 純粋
  飛露喜・吟醸生詰         天使の誘惑
  東一・純米吟醸          原酒37度
  南・純米大吟醸無ろ過

前回の続き。鹿児島に行った夫は国分酒造の「原酒37度」という芋焼酎をおみやげに帰ってきた。「ついでにつまみも」と薩摩揚げ、島津揚げの折り詰めつき。揚げというものがこんなにやわらかく、おいしいものだとは思ってもいなかった。ぜひとも、鹿児島に行ってみたい。

by ichiko : カテゴリー:エッセイマガジン

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