2002年06月02日

ひとくちコラム

●注意書き

今日、コンビニに行くと、入り口の扉に貼り紙があった。「警察署の警告により、週末の夜は駐車場を一部閉鎖することになりました」。わたしの記事とは関係ないと知っていても、ちょっとどきどきした。

一部閉鎖というのがどういうものかわからないけれど、昨晩もエンジン音はすごかった。


●ワールドカップ開幕

とくに待ちわびていたわけではなかった。しかし、始まるとやっぱり心が騒ぐ。興奮する。どうもほかのことが手につかない。気もそぞろ。今月はあまり仕事が入っていないのでラッキーである。少なくとも一日に二試合は見たいので、ゆっくりサッカーを観戦する月にしようかと思う。

あら?イノウエってサッカーに興味があったの? という人はわたしのことをあんまり知らない人です。その昔、わたしはサッカー狂だった。とあるチームの熱狂的ファンで、サッカーシーズンはそのチームが出る試合を全て(関東圏だけですが)見た。国立競技場から、マイナーな西が丘競技場まで、昼でも夜でもどしゃ降りの中でも彼らの試合を追いかけた。

当時はサッカーを見に来る客はとても少なかった。天皇杯の決勝戦でさえ、国立競技場のセンターのほんの一部分にぽつぽつと人がいたぐらいだ。試合のチケットを買う必要もなかった。入口のわきにチーム(というか所属会社)の応援テントがあり、そこへ行って「このチームの応援に来たんです」といえばタダでチケットをくれたのだ。応援用の旗と会社のロゴがついた鉛筆とかノートが入ったおまけグッズまでもらえた。

西が丘はとても小さいグラウンドだったので、すぐ目の前を選手が走っていた。少し早めに行くと練習している選手たちのこぼれ玉が飛んできた。ボールを拾いに来た選手と話をすることもできた。

Jリーグが始まり、どのチームもメンバーが大幅にいれかわった。わたしの応援していたチームもずいぶん選手が変わってしまい、なんだかつまらなくなった。愛着がもてなくなったんだと思う。Jリーグの試合を観戦しに行ってわたしは本当に驚いた。あの国立競技場が満杯になっていたのだ。若い女の子がチームのユニフォームを着て、選手の名前を叫んできゃあきゃあ騒いでいる。試合なんて見ちゃいない。サッカーは流行のファッションになっていた。

Jリーグなんて興味ない。それからサッカーの試合は見ていなかったのだけれど、とうとう日本でワールドカップを開催するという。それがどうした。と知らぬ顔をしていようとも思ったが、世界の一流レベルのサッカーはすごかった。一度見たら、目が離せなくなった。わたしはサッカーが好きなのだ。


●今月のうまいもの

黒龍三十八号。ホテルオークラのハロハロ。『ゾゾ』の生春巻き。

最近、行きつけのお店ではメニューを開かなくなった。黙っていても、その日のおすすめであろう刺身や煮魚や天ぷらが出てくる。日本酒は全てのメニューを飲み尽くしたので、あとは店の主人にまかせる。すると一杯目は『黒龍三十八号』が出てくる。一升瓶を持ってきた店の女の子は「あれ? イノウエさん、これもう何度も飲んでいますよね?」と笑うが、わたしにあっているお酒なのでそれでよしとする。

先週、グァムに行ってきた。グァムには友人夫婦が住んでいる。ホテルオークラ・グァムのハロハロは友人が「ぜひ食べてみて」と前からいっていたおすすめのデザート。洋風あんみつ、といったところでしょうか。フルーツとあずきとアイス、わたしにとって黄金の組み合わせ。

『ゾゾ』はグァムにあるベトナム料理店。小さなお店には、ローカルのフィリピン人やベトナム人のお客さんしか来ない。友だちの行きつけなので4年前にもここで食べた。

どんなお店でも、メニューに「生春巻き」があると絶対に注文せずにはいられないほど、わたしは生春巻きを愛している。まわりのライスペーパーのやわらかさや、具の内容、具のつまり加減、巻き方まで、似ているようで実はずいぶん大きな差がある。『ゾゾ』の生春巻きは、いまのところ、わたしの一番である。皮のもどし具合がほどよくて、もちっとしている。これ以上はどうがんばっても無理です、といわんばかりに具をつめこまれ、いまにもはちきれそうにパンパンに膨れている。むちむちの白い皮のむこうには、エビの赤やきゅうりの緑が透けて見える。20センチはあろうかという長い春巻きを片手に持ち、スィートチリソースに浸してがぶがぶとかじりつく。食べたときにも崩れない、しっかりした巻き方も大好きである。

揚げ春巻きもとてもおいしい。サニーレタスにビーフンをのせ、やはり長くて膨れた揚げ春巻きをそのなかにいれてぐるっと巻き込んで食べる。揚げたての皮はバリバリと豪快な音がして、香ばしい匂いが口いっぱいにひろがる。食べ出したら最後まで絶対に手を離してはいけない。たとえソースがひじのあたりまでだらだらと流れてきても、春巻きを握り続けるべし。

グァムでは、ベトナム料理のほかにもタイ料理、韓国料理のお店によく行く。安いうえに、とてもおいしいのだ。

by ichiko : カテゴリー:エッセイマガジン

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