2013年01月13日

ソニーオープン・イン・ハワイ 最終日を観戦

13日、日曜日の早朝の便でカウアイ島からホノルルに戻って来た。空港に着いたのは10時過ぎ。ひとまず荷物をホテルに預け、そのままワイアラエ・カントリーに向かうというKGを見送り、わたしは遅い朝食を食べに一人で街に出た。

20130113_01.jpg

ハワイに来て7日目にしてようやく来ることが出来たパンケーキのお店。30分ぐらい待つかもしれません、と言われ、名前を書いてリモートのベルのようなものを受け取った。しかし、一人だったせいか、5分もしないうちにベルがぶるぶると鳴り、二階に案内される。

20130113_02.jpg

ブルーベリーのホイップのせ、ナッツのせ、のパンケーキ。早朝4時半に起きて、それから何も食べていないにもかかわらず、完食できなかった。パンケーキはとても美味しい。ホットケーキみたいのを想像していたのだけれど、味はもっと素朴な感じ。ふわふわで、かなりいけていると思う。でも分厚いのが3枚は多すぎる。

周りを見ると、同じ種類のイチゴのパンケーキが人気のよう。やっぱり日本人の女子は完食できずに残している人が多い。

腹ごしらえも済んだところで、店を出る。店の前はバスストップになっていて、アラモアナショッピングセンターから来たバスや、どこかのショッピングセンターに行くバスがひっきりなしに停まっては人を降ろし、人を乗せて行く。すると、アメリカ人と思われる男性が、停まっていたバスの運転手に「ソニーオープンのバスはここでいいのかい?」というような事を尋ねているのが聞こえた。運転手はなにかしらの事を言ってから走り去ったのだが、そこまでは聞き取れない。

もしや。ちょっとためらったものの、勇気を出してその男性に話しかけてみたところ、ここからソニーオープンの会場行きのトロリーが出ているという。しかも、片道たったの2ドルで乗れるらしい。

数分で、車体にソニーオープンのロゴ入りのバナーを掲げたトロリーがやって来た。だがすでに満杯で、乗れないという。「でもすぐに他のトロリーを寄越すからって言ってるよ」とさっきの男性が教えてくれたとおり、ものの数分もしないうちに空のトロリーがやって来た。

片道2ドルとは。先週の水曜日のプロアマ大会は、一人でタクシーに乗って行ったのだ。チップを入れて片道23ドル。専用のトロリーを使えば2ドルで済んだのである。帰りも絶対にトロリーで帰ることにしよう。

ワイキキのメインストリートを抜け、ダイヤモンドヘッド・ロードを上る。今日も同じようにきらきらと光る海。窓を全部開け放してあるトロリーは景色もよく見える。風が心地良い。しばらくするとカハラの高級住宅地に入り、ソニーオープン・イン・ハワイの大きなアーチ型のゲートが見えて来た。

ソニーオープン・イン・ハワイは、開幕戦の「ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」が前年度のツアー優勝者による大会であるため、事実上はこの試合が開幕戦と捉える人も多い。1983年の大会で青木功が米ツアーにおける日本人選手初優勝を飾ったことでもよく知られている。

会場になっているワイアラエ・カントリークラブは、ダイヤモンドヘッドから数分の距離にあり、高級住宅地のカハラ地区の中にある。開設は1927年、「ハワイアン・オープン・ゴルフ・トーナメント」のころから、ずっとここで開催されている。今大会は7068ヤード(パー70)の設定だ。

1番ティーに行くと、ちょうど最終組がスタートするところだった。最終日を首位で迎えたのは、初日から同組だったラッセル・ヘンリーとスコット・ラングリー。17アンダーの同スコアで、共に23歳という若さだ。ショッキングピンクのポロシャツを着たヘンリー、レフティーのラングリー、そして3打差で追い上げるティム・クラークの三人だ。

最終組のティーショットを見送ったあと、10番ティーに移動し、谷原秀人が来るのを待った。今年のソニーオープン・イン・ハワイは、谷原秀人、今田竜二、池田勇太、アマチュアの松山秀樹が出場したが、日本勢で唯一決勝ラウンドに進んだのは谷原だけだった。

谷原の顔はよく日に焼けていて真っ黒だった。日本で見るときも、彼の顔はいつも黒いというイメージがある。がっしりとした下半身とコンパクトなショットが、わたしはかなり気に入っている。この大会で、どれくらいの順位まで行けるだろうか。

米ツアーを見ていて一番感じたのは、体格の違いだ。どの選手も背が高い。180センチを越えている選手はざらだろう。背はそれほどでない場合も、肩幅が広く、足腰ががっちりとしている。体格が良く、いかにも強い、という印象を受けた。こんな大きな選手の中で戦うのだから、日本人はやっぱり歩が悪いなという気がする。

20130109_imada.jpg

これはプロアマ大会の時に映した今田竜二プロ。ひょいと隣のホールを見たときに、ずいぶんと小ぶりな選手がいるなあと思ったら、やっぱり日本人だった。

椰子の木でセパレートされたホールは見通しもよく、となりのホールの選手も見えたりするので観戦していても楽しい。平坦なコースだから、お気に入りの組について歩きながら見るのも楽しいだろう。

20130109_food.jpg

飲み物やアイスクリーム、ランチを売るトレーラーなども出ている。奥のブルーのトレーラーはシーフードのプレートを出す店で、たくさんの人がプレートを片手に芝生に座ってのんびりと食べていた。他にも食べ物を出しているテントコーナーがある。食欲をそそる匂いを辿って行けば、美味しいお店にたくさん出会える。

わたしは冷たい飲み物を片手に、とあるグリーンの横の椰子の木陰に陣取った。本来ならば最終組に張り付いて優勝の行方をしかと見届けたいところだが、今朝は4時半に起きて飛行機に乗り、ホノルルまでやって来た。炎天下を歩いていると、くらくらとめまいがするのだ。木陰の涼しい所でグリーンに上がってくる選手を待つ。ちょっと体勢を変えるととなりのホールのティーショットが見える。屈強な男子が放つ豪快なドライバーショットの音色は耳にも心地良いことを知った。

もう一つ、知っておくと得なことがある。

20130113_03.jpg

会場にはギャラリー専用の簡易トイレが設置されている。日本でもよく使われているプラスチックの一人用のトイレが多いけれど、トレーラーのトイレがあった。トレーラーの中はクーラーがきいていて、とても涼しい。個室も広くてきれいだ。手を洗う場所もある。どうせ使うなら、絶対にこちらの方がおすすめである。

さて、帰りはまた2ドルを払って、トロリーでワイキキまで戻った。シェラトンのバーでモヒートを飲みながら夕陽を見てホテルに戻り、シャワーを浴びる。テレビのゴルフネットワークをつけると、さっきまで歩いていたコースが映し出されていた。ビールを片手に、録画を観る。

ラッセル・ヘンリーは上がりの5ホールでバーディーを奪い、最終日は63をマーク。4日間の通算24アンダーは大会新記録だった。24アンダーとはすごい。

テレビの画面には、ショッキングピンクのポロシャツを着たヘンリーが18番ホールの優勝のパターを入れ、飛び上がるように派手なガッツポーズを決める光景が映し出された。彼はPGAのツアーデビュー戦で勝利したのである。そしてマスターズの「招待状」も手に入れた。

大会新記録の24アンダーとデビュー戦での勝利。なんとまあ、すごいものを見逃してしまったものだ。後悔が残るか?いやいや、早々に帰って早寝をしたいのである。なんといっても、明日はそのワイアラエ・カントリークラブで、本日のピンセッティングのままラウンドするのだから。

by ichiko : カテゴリー:ハワイゴルフ

made by XHTML, CSS, Movable Type.
© Go Go ichiko. All Rights Reserved.