2008年01月13日

爆弾とともに開幕した今年のツアー

爆弾を背負っておりました。
12月のグアムで、
年末の温泉で、
どうか爆発しませんようにしませんように
と祈ったかいがあったのか、
お正月明けの5日に、みごとに自爆いたしました。

左の背中の肩胛骨、ブラのひもがちょうど重なるあたりに、
紛瘤(ふんりゅう)ができていました。
紛瘤とはなんぞや、という方に。
皮下で脂肪がかたまり、ぐりぐりしたしこりができます。
巨大なニキビのようなものであります。
やがて炎症を起こしたぐりぐりは化膿し、
皮下でこさえた袋の中でぷくぷくと成長します。
そして自爆。膿がどひゃどひゃ。
皮膚の下の袋を手術で取り出さないかぎり、
何度も同じことが繰り返されます。

わたくしと長くお付き合いのある方ならば、
紛瘤と聞いて、思い当たるふしがあるかもしれません。
6年前、いえ7年前だったでしょうか、
頭のてっぺんに紛瘤ができました。
1円玉を5枚ほど重ねた大きさのぷくぷくが頭のてっぺんに出現し、
それがいよいよ自爆した日から地獄のような日が始まりました。
麻酔もせずに切開され(化膿している箇所には麻酔はきかないため)、
ぎゅうぎゅうと膿をしぼりだされ、
まるで野戦病院と化した診察室で来る日も来る日も
わたしは叫び声を上げていたのです。
そのときのわたしにできることといえば、
紛瘤との戦いの日々を克明にエッセイとして記すだけでした。
ええ、なにごともネタにしなくては気がすまない性格のようであります。

ああ、あれから7年(きみまろ調に)。
またしてもわたしの背中にはにっくき紛瘤。
しかも今度は縦5センチ、横3センチ強、小判を5枚ほど重ねた大きさに育っていたかしら。
ぷくぷくと化膿した小判5枚の表面は、これ以上にはないほどの薄い皮となり、限界を迎えて自爆いたしました。
痛いです、かなり痛かったです。
偽装事件などが明るみでると、よく、「業界全体の膿を出し切らなくてならない」という表現を聞きますが、
もののたとえとして、まことに的を射ているなあ、と
膿をしぼられながら実感したしだいであります。
ええ、出し切らないと終わりは来ないのであります。

そんななか、背中に紛瘤の残骸を抱えつつも、
ことし初めてのラウンドに行きました。
ブラの左のひもを取りはずし、ガーゼで盛り上がった背中もなんのその、
ナイスショットを連発したのは奇跡であります。
「いちこちゃん、すごいね」と友だちが背中をぱんっ、と叩きました。
死ぬかと思いました。
なにも知らない友だちは、うんぎゃあっと叫び声を上げて倒れ込むわたしにただただ驚くばかり。
そりゃそうだろな。

わたしのことしのツアーは紛瘤とともに開幕いたしました。
縁起わるっ。

by ichiko : カテゴリー:さまよえるゴルフ

made by XHTML, CSS, Movable Type.
© Go Go ichiko. All Rights Reserved.