2007年04月15日
神さまをよろこばせる日
朝9時、Myジャガーを飛ばして神社にかけつけると
入口で大きな二本の旗が天を目指してなびいていた。
氏子の男衆が総出で朝の6時に立てた旗だ。
きょうは神社の春祭り。
そして我が家は祭り進行のお当番なのだった。
横綱くんが留守のいま、
わたしが出るしかないんである。
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わたくしをお守りくださるダイレクトな神社。
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まずは神社に駆け上がり、
湯飲みに注いだ御神酒をぐいっと一杯。
これがなくては仕事は始まりませぬ。
神さまはずっとあちらの奥のほうにいらっしゃる。
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ふだんは神さまはいない、らしい。
今朝、宮司を招いて神社役員さんたちとともに神事を行い、
神さまにおいでいただいた、らしい。
役員さん、各組から選ばれたお当番をあわせるとおよそ30人。
そのなかに女はたったひとり、わたししかいない。
いかにも場違い、いかにも非力、
神事に女人は無用と怒鳴られるのではないかとびくびくしながら
テントを張り、ちょうちんを飾り、机を出し、ござを敷く。
キミは「花場」の担当です、と持ち場を教えられるも
それが受付の仕事であるとわかったのはしばらくたってからのこと。
御祝金を持参することを、花をかける、というのだそうだ。
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いよいよ祭り本番。
演芸の舞台は、きのうのうちに別班がとんてんかんてんとこしらえたもの。
ことしは横綱くんのマツケンサンバはありません(笑)。
女ひとりでどうしたものか、と不安だったけれど、
役員の総代はゴルフの師匠マロンリジであり、
これまたゴルフでは「おとうさん」と呼んでいるおぢさんが
コレ食べなさいと甘太郎焼きを買ってきてくれたり、
アンタはどこのお嬢さんかいと話しかけてくるじっちゃんがいたり、
思いのほか楽しく時間は過ぎて行った。
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祭りのあと。
同じ資材で、また来年も同じ舞台を作る。
解体作業は時間がかかり、ものすごく大変そうだったので、
わたしもひとつとデカい丸太をかつごうとしたら、
ものすごい勢いで怒鳴られた。
怒っているのではなく、やさしさなんだよ、ということが
わかるまで、すこし時間がかかった。
日が暮れるころにようやくすべてが片付き、
社務所でおよそ30人の男衆との慰労会を終えて、
帰ってきた。
すっかり酔っぱらって、
真っ暗な道を自転車をこぎこぎ帰ってきた。
ちょっと前のわたしなら、
地域の行事に意味を見いだせず、
丸一日を潰されたことにふて腐れていた。
たいせつな一日を無駄にしたような気がした。
だけど、いつからかすこしずつ変わってきている。
きょうだって、なんだかふしぎとすがすがしく
満たされていたりするのだ。
演芸の舞台の上には「奉納」と書かれた額が飾られている。
神仏を楽しませ鎮めるために、供物を供えたり、その前で芸能・競技などを演じることだそうだ。
神さまをよろこばせるいちばんの方法は、
そこに住んでいる人たちが元気な姿で
笑顔を見せに集まることだとわたしは信じている。
神さまは、よろこんでくれただろうか。
by ichiko : カテゴリー:山の暮らしぶり
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