2007年02月10日

はいんねぇよ

はいんねぇよ、
という声に耳が反応した。

まじ、はいんねぇよ。

ただならぬカンジが漂ってくる。

ちゃんと600にしたのにはいんねぇんだよ、
オマエ、そこ600じゃねえだろ、610だろ、
げっ、まじかよ、オレ600にしちゃったよ、
どーすんだよ、
やべぇよ。

ぷすりととなりで夫が笑う。
寝ていたのかと思ったら夫も目を醒ましていたらしい。

浮き世と仙人世界をつなぐあの橋から
栗園の奥にかけて道路工事をしている。
両端に側溝を埋めるので、家の塀のぎりぎりを
がりがりと掘られ、どっかんどっかんと地均しをされ、
余分なところはチェーンソーで切られる。
毎日毎日、かなり騒々しい。
ときおり家が揺れる。

朝はきっかり8時から作業が始まる。
きょうは土曜日であるので
こちらとしてはゆっくりと寝ていたい。
掘られようと切られようと布団のなかでぬくぬくしていたが
はいんねぇよと言われたら寝ている場合ではなくなる。

はいんねぇよってのはないよなぁ、
と夫がむくりと起きあがり、窓から下をみおろす。
入らないのは側溝にのせる蓋で、
最後にのせる一枚は網目のはいった、
ほかとはちがう仕様である。
そのスペックちがいの肝心の一枚のサイズを
間違えたらしい。

道路工事は予算の関係で二期にわたって行われる。
一期目は地元では最大手の土建屋で、
社名の入ったそろいの作業着を着た年配の職人だったのに
こんかいは金髪のメッシュをいれた若者が数人、
なぜかハタチ前後のギャル子もいる。
アイラインをきっちり入れたねーちゃんが
ぶかぶかのボンタンをはいている。
職人というよりも一家総出でやってきました、
というカンジ。

どことなく異色な作業軍団のはなしは
また次回ということで。

by ichiko : カテゴリー:山の暮らしぶり

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