2006年12月22日

痺れません

どうやら麻酔がききづらい体であるらしい。

幸運なことにこれまで大きな手術をするような機会はなかったけれど、粉瘤だの血管種だのというおでき系でざくざくと切られたり縫われたりするのは多いほうではないかと思う。

頭のてっぺんにできた粉瘤を切られたときには、まるで戦地の野戦病院のようなありさまだった。麻酔のきいていない頭をざくざくと切られながら、恐怖と痛みで泣き叫んだ。
局部麻酔のときにはきき具合を見ながら麻酔の量を調節するらしいのだけれど、執刀した医師が新人というのも悲劇だった。

全身麻酔のときには、看護師さんに言われたように、ひとつ、ふたつ、と声に出して数えた。ここのつ、とお、までいくと、「先生、どうしますか」という看護師さんの声が聞こえた。

そして、きのう。
歯医者の麻酔もきかなかった。
感覚が残っている歯に、ぎーぎーとわめく機械を押し当てられる。発狂の一歩手前までいった。うるさい機械をぶんどり、頭のあたりに座っている医師をぐーで殴りつけるという衝動を抑えるのに苦労した。
さらにもう一本麻酔を追加。それできくならいいじゃないと簡単にはいかず、ひとの倍の麻酔を使ったあとは頭痛とめまいが激しい。いまだに頭が痛い。顎も痛い。

帰り際に先生がいう。
二、三日は痛むはずです、炎症が残っているのでお酒は控えてください、お風呂もやめたほうがいいでしょう、運動などもせずに安静にしていてくださいね。

つまり、
酒を飲まず、風呂に入らず、ゴルフもするな、
というのだ。

それはささやかなわたしの人生の、じつにささやかな生きる楽しみベスト3なのだった。

by ichiko : カテゴリー:日々のあれこれ

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