2006年12月21日

部品返却か

買い物から帰ると電話が鳴っていた。
まあいいやと急がずにいたら、切れたあとにすぐにまた鳴った。なにごとぞ。

夫がいま仕事に行っている制作会社からである。
イランに行っているご主人についてなのですが、
と言われて身構える。
以前この会社の仕事でカンボジアに行っているときに、夫は内戦に巻き込まれた。

一瞬ひやりとしたけれど、天候の具合だかなんだかで飛行機が飛ばず、テヘランに足止めをされているそうだ。
とりあえず今夜の帰宅はなくなった。いつ帰れるのか予定が立たない、というのも不安ではあるけれど、ようやくアルコールにありつけると喜んでいた夫の絶望的な心境にくらべたら、はるかにましである。こちらの冷蔵庫には、帰宅に備えて買い込んできたキリンラガーが山のようにあるというだけでもこころ強い。

ついでだから言ってしまうと、わたしは日本政府をちょっぴり恨んでいる。カンボジアで内戦が起きたときに、他の国の人たちのもとには領事館からいちはやく役人がすっとんできて人数やら現状確認をしていったそうだ。日本の領事館はいちばん最後だったらしい。

おまけに。先進国の多くが自国から専用機を飛ばしてカンボジアに残っている国民を救いだしていたのに、日本は専用機を飛ばさなかった。新聞にでかでかと「専用機を向かわせる気はない」と当時の橋本首相のコメントがのっていた。世界でも有数の裕福な国のはずなのに、ひとの命に対してはケチである。

夫たちは陸路でベトナムに向かい、そこからタイに行き、タイから飛行機に乗って日本に戻ってきた。

そんなわけでがっくりしつつ、
左の顔半分の痛みに耐えている。
じつは歯が痛い。治療を終えたばかり。
その話はつぎにつづく、ということで。

by ichiko : カテゴリー:夫、身内について

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