2006年11月30日

スリッパは語る

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夫が出かけたあとの玄関。
そのスリッパをみつめてううむと唸る。
履き物ひとつがこれほどまでにその人となりを語れるとは、驚きである。生き様の象徴のようでもある。

こういう人といっしょに暮らしていると、やれコルビジェだとかスタルクがどうのという生活はできない。ちょいと油断しようものなら、こちらも飲み込まれるので常に緊張感がある。しかし、ある意味においてはかなり楽だというのもたしかだ。ともに暮らしていくなかで「楽である」というのはなかなか重要な要素なのである。

でも、いったいどこから破れたスリッパなんて発掘してきたんだろう。またしても迷宮と化している二階の14畳から拾いあげたにはちがいないけれど、むんずと手にしたものがたとえスルメであったとしても何食わぬ顔でつっかけてきそうな人でもある。

by ichiko : カテゴリー:夫、身内について

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