2006年11月28日

西向く侍

飲み会の日程をメールでやりとりしていたのだけれど、どうも話がかみあわない。
金曜日がいいな、
1日から出張なんだよね、
じゃ、金曜日でいんじゃん、
だから出張だって、
え、いやだから金曜日は、

カレンダーをもう一度じっくりとみつめる。なにかがおかしい。どこかがまちがっている。
あ。
ああ。
あああ。
わたしが見ていたカレンダーは、今週の金曜日が「31日」なのだった。11月31日??

西向く侍、小の月。
ひとりつぶやく。11月は小の月でしょう、まちがってんじゃん、このカレンダー。

小学校低学年のときに教わった小の月の覚え方は、たぶん、死ぬまで忘れない。先生が黒板に、2、4、6、9、11という数字を書き、その横に「にしむくさむらい」とふりがなをつけた。11は、十と一を縦に書いて侍と読ませます。さらに「西向く侍、小の月」と書き、では声に出して覚えましょう、といった。それからみんなで「にしむくー」と大合唱した。黒板をみつめながら真剣な面持ちで、秘密の隠れ家につづく洞窟の扉をこじ開ける呪文を唱えるみたいに。

by ichiko : カテゴリー:日々のあれこれ

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