2006年10月03日
憑依されている美容師
大仕事を終え、さっぱりするにはやはり美容院でしょう、ということで、きのう、でかけた。
たぶん、人生でこれほどまで短くしたことはないぞ、というぐらい切る。ああ、ふたたびのライオンヘアーにまた遠のいてしまった。短くなった髪は、かなりビミョー、おばさんラインぎりぎり。ここはやはり、金髪にしてみるしかないか。次回はぜひとも挑戦だ。
担当の美容師さんは、顔がほそくて、ものすごい美人さんだ。「きょうはいかがいたします?」なんて聞かれて大きな鏡をみると、すごい美人とさいきん太った太ったといわれるのも当然すぎるまんまる顔のおばさんが並んでいる。ああ、せつないねぇ。
小顔美人の美容師さんはどうやらなにかに憑かれているらしい。いつもなら、こちらから話しかけるまで黙々と仕事だけに集中しているひとが、カットを始めたとたんに、「イノウエさ~ん、あたしのうしろになにかいるらしいです~」と小声で訴える。そういうものが見えるというお客さんに、ついきのう、あやしげなことを言われたそうだ。
見えるのか見えないのか知らないけれど、ほんとうに見えているのなら、「なにかいるわよ」と口にして、ただ不安にさせて帰っていくのは無責任である。意地悪である。だからわたしは、「そんなアヤシイものに振り回されてはイカンよ、忘れるのがいちばんであるよ」と言ってあげた。
しかし、小顔美容師は、「いる、といわれて、目が泳いで、仕事なんかできなくなっちゃうほどうろたえました」という。
「それは、日々の暮らしに思い当たることがあるわけだね、じゃあ、いるんだな」
「イ、イノウエさ~ん、するどいっ」
そんなわけで、リラックスするはずの美容院タイムはふしぎな霊体験を聞くはめになったのだった。「なにか」がついてこないように、美容院をでるときには肩のあたりを激しくはらってみたりして。
by ichiko : カテゴリー:日々のあれこれ
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