2006年09月11日
破綻
まる二日、家から一歩もでずに、書く。
こんちくしょーと思いながら書く。
朝昼夕の三度のご飯もつくらず、
メールの返事も書かず、
庭の草むしりもせず、
初校修正の原稿にも目を通さずに、
書く。
なにかをあきらめた夫がスーパーに行き、食材やらたばこやらまでを買い、掃除機をかけ、ごはんをつくってくれた。
つまったり、もどったり、先にすすみすぎたり、消してみたり、書くことはたいへんな作業であった。
たいへんではあるが、ただひたすらに楽しくもある、というのを知っただけで二日間の意味はあったようにも思う。
しかし、こんなのが一ヶ月、あるいは半年、あるいは一年もつづいたのなら、まちがいなく、
夫婦の絆は破綻する。
友情は破綻する。
家事は破綻する。
仕事は破綻する。
それはちょっとこまるのである。
とりあえず、書き終えた。
ああ、終わったなあとほっとした瞬間に、
真夜中の空に稲妻が光った。
ばりばりばりとはじけたあとに、どしゃ降りになった。
夜の嵐。
破綻の前兆かいな。
by ichiko : カテゴリー:日々のあれこれ
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