2006年09月04日
ふつうにバイバイ
たしか3年前もそうだった。その前もそしてその前も同じだったなと電車に乗り込んで扉のところで笑っている友だちを見て思い出した。
山手線のホーム。いつも彼女の乗る電車が先にくる。
泣いたりしないでよ、そういうの、やだからね、
やだー、なんでわたしが泣くのよー、
わたしは指で頬をてん、てん、てん、とたたき、ナミダナミダという口の形をつくる。電車の彼女も同じように指で頬をたたき、おどけてみせる。
3年ぶりにドイツから戻ってきた友だちは、また異国の地にかえっていく。電車の扉が閉まり、走り出した窓の彼女に向かって、ばいばい、と元気よく手をふる。
泣くな、というから、泣かない。泣くな、といわれなければ、たぶん、わたしは泣く。
こんどはいつ逢えるのだろう。
by ichiko : カテゴリー:日々のあれこれ
