2006年08月11日
【帰省:2】地獄と湖
追い越された腹いせに抜き返し、信号待ちで並んでとなりの運転席を見た父は、
なんだ、じじいじゃねえか、
と口汚くののしる。
ちらと目をやると、どう見てもあちらのほうが若い。
じじいはこちらである。
実年齢75歳だが、父は自分がまだ40歳をこえたぐらいだと思っている。その感覚は、なんとなく、わかる。
そんな父が運転する車に乗り、温泉に向かった。
登別温泉、地獄谷。
地獄というだけあって、こん棒をふりかざした赤鬼、青鬼などの像があったりする。
夏のあいだは、谷の底をめぐる遊歩道に灯りがつき、夜の地獄谷を眺められる。楽しみにしていたのに、ホテルの夕食で出されたカニにみごとにあたってぶっ倒れ、苦しみの夜となった。ああ、それにしても、もしかしてカニもアレルギーになったのかしらん、そんなばかな。
大湯沼。温泉のおおもとでござる。
表面温度50度、最深部は130度だそうだ。ぐつぐつとときおり煮える。
翌日も晴れ。カニの後遺症もなかったので、倶多楽湖をとおってオロフレ峠をまわり、洞爺方面にでる。
昭和新山、洞爺湖は小学校の修学旅行のコースだった。
この山の前で撮った集合写真はいまもアルバムに残っており、小学生のわたしが笑っている。カラーではなく白黒写真というのが年代を感じさせる(笑)。
湖をみおろす高台にある、ウィンザーホテルにちょいとひやかしに入ってみる。バブリーなホテル、いったいどんな人が泊まるんだろう。最上階のそば屋にてもりそばをすすり、ついでに廊下の窓から景色をパチリ。かたや洞爺湖、こちらは内浦湾をみおろす眺望。隣接のゴルフコースにはたったひと組しかいなかった。
山と畑をいくつも越え、中山峠の手前にある喜茂別町にてパークゴルフ。しかし、老人たちは元気だ。朝からドライブ、観光、そして猛暑をものともせずに活動する。へろへろになったわたしは木陰でお休み。
by ichiko : カテゴリー:旅に出た
