2006年07月31日
75歳の挑戦
8/5(土)から、札幌に帰ることに決定。もう帰っちゃうからね、休みをもぎとっちゃうからね。
帰る、と実家に電話をした瞬間から、いつものようにあちらでは大騒ぎ。温泉はどこがいんだ、チラシに安いのがのってたべ、パークゴルフも行きたいんでないかい、かーさん、ビールの安売りはいつだべ、いっこちゃんは発泡酒は飲まんからよ、ことしはジンギスカン食べ放題はいかねーのか、と家のなかを走り回っているんである。もったいないが口ぐせのあの年代にとって、優先順位は安さ、であることはまちがいない。
それでもちかごろは、「あの子にとっては年に一度のことだから」と温泉はこちらの行きたい宿を指定できるようになった。とはいっても、インターネットで宿泊料金を調べ、これぐらいならだいじょうぶだろうというあたりの宿を選ぶ。
つい最近まで、両親はわたしの宿賃まで払ってくれていた。さすがにそれはまずいだろうと思い、自分の分は自分で出すことにし、親孝行のつもりで両親の分も払おうとするが、断固として拒否される。娘に宿賃を払ってもらうほど、落ちぶれてはいないのよ、ということであるらしい。
行きたい宿を決め、父に電話をする。しばらくして、電話がなり、「おとうさんが予約しておいたから」という。電話で?いや、インターネットで。なぬっ、なぬなぬっ。
メールマガジンを購読している旅行会社のサイトを調べたら、宿のホームページで予約するよりも600円も安いんだよ、という。たしかに、600円×3人分は大きい。
え、インターネットで予約したの?
そうだよ。
できたの?
できるべさ。
75歳の父は、文字の入力が苦手だ。ぽつんぽつんとキーボードを打つうちに時間切れとなり、予約フォームの内容がクリアされてしまうこともたびたびだ。おととし、父は電話で予約した。去年は、わたしが父の名でインターネットから申し込んだ。
ことしの父はちがう。おそるべし、75歳。
by ichiko : カテゴリー:夫、身内について
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