2006年06月16日

そうそういない

夫と語り合う夜がつづく。
ときおりなだめながら、
ときおり涙ぐみながら、
ときおり声を荒げながら、
ひとしきり話したあと、ふと席を立ち、夫はトイレに消える。
もう話は終わりかと思ったら、仕事部屋のドアのすきまから、

ボク、トイレで思ったんだ。
○○くんもこんなふうに奥さんにこころのなかを打ち明けていたら、人生も変わっていただろうなぁ

と、ぽそりという。

さあ、それはどうだろうねぇ、
取り憑かれているときには、妻のことばだって耳にはいらないんじゃないの、
それに、
こんなにいい妻は、
そうそう、めったにいるもんじゃあないし、

などといいつつ、
げらげらとふたりで笑っているあいだも、夜はまわる。

by ichiko : カテゴリー:夫、身内について

made by XHTML, CSS, Movable Type.
© Go Go ichiko. All Rights Reserved.