2006年02月23日
ピーマンひと袋で
買い物に行く時間がみあたらないので、ちょいと宅急便を出しに行ったり、打ち合わせに出る夫をつかまえては、食材をみつくろってきて、とお願いする。こまかく、じつにこまかく(あるときは、スーパーの売り場の順番どおりに)買うべき食材をメモして渡すときもあるが、いまはそれを考える脳ミソも残っていないので、「まかせる」と言い捨てる。
まかされたほうもたいへんだとは思うが、夫はそれなりに頭を働かせて二日分は買ってくる。なす、ピーマン、にんじん、ひきにく、たぶんと思ったあたりで、丸美屋の麻婆なすの素がでてくる。なるほど、今晩は麻婆なすを作れということなのだなとわかる。鮭の西京漬け、もやし、ハム、ほうれんそうは翌日の分だろう。そのほかにも、サラダに使うと思われるみず菜や、わたしのお気に入りのココアなども追加している。よしよし、えらいぞ。
いっしょに入っていたレシートがひらりと落ち、なにげなく手にとってぎょっとする。その合計金額にぎょっとする。たったこれだけのものが、どうしてこんな金額になるのだ。とたんにわたしは意地悪なおばさんに変身し、レシートの項目と値段をじっくりとなぞる。
ピーマン、で目がとまる。198円。わたしが買うピーマンは、ひと袋で98円だ。おおぶりでぷりぷりと光っているものは、128円でも手をのばす。しかし、198円のピーマンなぞは買わない。しかも、きょうのピーマンは小さいくせにしなびけているではないか。あっ、なすびもちっちゃいくせに高い。にんじんは、二本しかはいってないじゃない。
ちょっと、高いじゃないのよ、198円のしなびけたピーマンなんて買うから、こういう値段になっちゃうのよ、まったくだめね、おとこはっ。さっそく、夫に文句をいう。高いじゃないの高いじゃないのと声を荒げながら、じつはいちばん値が張るものは、ココアだったりするのは棚にあげて、きーきーと文句をいうのである。
by ichiko : カテゴリー:夫、身内について
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