2006年02月02日

アフリカの踊り

ことしになってから、肩こりや腰痛をおさえる、運動不足を補うという目的で「テレビ体操」を始めた。朝6時に起きるハズもないので、もちろん予約録画しておいたものを見ながらである。血が足りないわたしは朝はへろへろで、なんとかさぼろうと画策するのだけれど、やたらと元気な夫に、「さあ、やるぞやるぞ」とひきずられて、しぶしぶながらも朝いちばんの体操はいまだに続いている。

簡単なストレッチをしたあとに、ラジオ体操第一、あるいは第二、全部で15分。学校にいっていたころは適当にこなしていたのか、体がやわらかかったのか、ラジオ体操など「へ」のように思っていたが、真面目にやってみると意外にもコレは体にきく。

始めたころは、「あっ、いま、右ヒザがぴきっと鳴った」「腰がみしみしっと音を立てた」「腕がもげそう」「うぐぐぐぐ~、いてぇ~よ~」といちいち大騒ぎだった。それでもつづけていけば体も慣れてくるようで、いまではあちこちの筋肉をのばすとすっきり爽快になる。

テレビ体操のあと、わたしは朝食の準備のために台所に逃げ込み、夫は「BSエアロビック」の録画を選び、エアロビクスに励む。じつに真面目に、必死に、テレビ画面をみつめ、エアロビクスお姉さんの踊りを真似ている。音楽にあわせてステップを踏み、ぴょんぴょんとはねたり、横に跳んだり、くるっとまわったり、足をあげたり、手拍子を打ったり、ばんざいをしていたりする。

こみいったステップになると、ついていけないのか、急に動きがあやしくなり、ハムを刻む手を止めて、ついついわたしは盗み見をしてしまう。阿波踊り風にも見えるが、どこかアフリカの村の踊りを思わせるのだ。こころのなかでひそかに夫の服をはいで、腰に布を巻きつける。テレビのかわりに赤々と燃える焚き火を置く。あいやーやー、あいやーやー、ちょっとふとっちょの酋長が空に向かって祈りを捧げるダンス。

by ichiko : カテゴリー:夫、身内について

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