2005年10月19日
夫のアヤシイ行動(3)
朝起きてリビングにいったら、めずらしく夫がいた。すでにシャワーも浴びたようなので、「あ、きょうは『打ち合わせ』だね」などと言ってみる。出かける日しかシャワーを浴びないヒトであるから、わかりやすい。
それにしても顔が赤い。ぴたっとおでこに手をあてるとほかほかに発熱している。「熱があるよ、たいへんだよ」と言うと、「へへ~ん、酒飲んだんだもんね~」とおちゃらける。完徹あけにシャワーを浴び、ビールがなかったので二階堂を飲んだという。朝から焼酎を飲むほどハッピーな気分なのか。
夫は、夕飯まぎわになって戻ってきた。
帰ってくるなり、妙にやさしい口調で、
「今晩は寿司を食べに行こうか」
と言う。
カーンカーンカーン、激しい警告音が鳴る。
「アヤシイ」
「え?」
「まるで何かを埋め合わせるように、ご機嫌をとるように、わたしの好物の寿司に誘うのは、どう考えてもアヤシイ」
「いやっ、ていうか、おとといあたり、寿司を食べたいって言ってたじゃん」
しかし、どうしてそれがきょうなのだ。身ぎれいにして、焼酎で気分を盛り上げて出かけて行ったあとなのだ。
「まぁそれはいいとしても、今晩はダメです。きょうは餃子と決めましたから」
そう、今晩の夕食は餃子。マイミクのお友だちの何人かは、今晩、手作りの餃子を食べている。きのう、kirinちゃんがとってもおいしそうな餃子の写真を載せており、それに触発されて「餃子モード」にスイッチが入ってしまったのだ。
ニラを刻み、ネギを刻み、キャベツを刻み、挽肉を入れて練る。ぐるぐるぐるぐる練る。もちもちの皮で、やさしく包む。皮も作ろうと思ったのだけれど、強力粉を買う一歩手前できゅうに面倒くさくなり、餃子の皮パック(もち粉いり)で手を抜いた。なるべく厚い皮、もちもちっとした食感のものが好き。
わたしが焼くと、「焦げ目がきつね色になっていない」、あるいは「焦げすぎである」と厳しい評価しかいただけないので、焼くのは夫ときまっている。ちりちりという微妙な音が仕上がりの合図なのだ、と焼き加減にはこだわる夫なのに、今晩は大失敗をした。まっくろくろすけ、焦げ焦げなのだ。こんなにハデな失敗はめずらしい。心になにかを隠しもっていると、餃子もきれいに焼けないものなのであるよ(うそ)。ますますアヤシイ夜。

餃子の行進。
ひさしぶりに包む。
評価:△ もうすこしがんばりましょう。
by ichiko : カテゴリー:夫、身内について
