2005年10月13日
夫のアヤシイ行動(2)
夫の携帯電話の待ち受け画面が変わった。ちょっと前までの、蔡依林のハデハデな写真はどうしたんだろう。蔡依林(ジョリーン)とは、台湾のかわい子ちゃん歌手である。ジョリーンちゃんジョリーンちゃんと、あれほど入れ込んでいたくせに。
新しい待ち受け画面は、気の合う仲良しグループのワンショット!という雰囲気で、ずいぶん地味な写真だ。「なんなのよ、ソレ」とのぞきこむと、「あ、これ?コレはね~ぬふふ~」とうれしそうに見せびらかす。仲良しショットっぽいのに、わたしの知っている顔がいない。
「そりゃそーだよ、こないだのなっちゃんPeakのライブのときに、なっちゃんたちとたまたま写メしてもらえたんだー」。
へー、そりゃ貴重な写真だね、どれどれ、よく見せてよ。えっ、なにコレ?コレよ、コレ、え、ドレ?、コレに決まっているでしょ、コレ、なっちゃんって、なっちゃんって、avexから出ているアイドルとは思えなひ~~。だって、かなり、ふくよか(自重した表現におさめています)。顔だって、だれよりもおっきいよお~。これでアイドルと言っていいものなのか。
「をい、バカじゃないのか、それはファンの子だよ、なっちゃんはそのとなり!となりにいるでしょっ」。
あっ、しまった、そうか。もうひとりの女の子はたしかにアイドル顔だ、かわいさ全開、きまってます。とっても顔がちっちゃいので、よく見ないとわかりませんでした。
「ふつー、まちがえないぞ、ふつーは」
はい、すみません、とあやまりつつ、もういちど待ち受け画面をしげしげと眺める。やはり、最初に目に飛び込んでくるのはふくよかな子、なのである。ちょっとほかの話なんかをしながら、もういちど携帯の画面に目をやるが、やはりふくよかに気をとられる。見れば見るほど、ふくよかの存在感が際だってくる。
夫はといえば、遠慮がちになっちゃんから離れたうしろのほうに、ちっちゃく写っているだけだ。知らない人とばかり、おまけにふくよかがなによりも目立つ写真を、こうして待ち受け画面にしているのはなんとけなげであろう。
しかし、ここであらたな疑問が浮かびあがる。なんだか、アヤシイ。なっちゃんPeakを見に行くといいつつ、じつは本当の相手はこのふくよかだったのではないか。月曜日の女、そう、それがふくよか。だからこそ、ふくよかがいちばん目立つように撮れているこの写真を、これほどまでに大切にしているのではないのか。なっちゃんは、カモフラージュ。
ありえないありえないありえない、と神に祈る。万が一、夫がほかの女に走るときには、その相手はわたしよりもはるかに美しく、はるかにスタイルがよくなければならぬのだ。おつむのほうは、とくだん条件はないとしても。
おまけ:
なっちゃんPeakは、なっちゃんという女の子とPeakという男の子のふたり組ユニットです。歳は、夫の半分ぐらい(笑)。写真にはPeakくんも写っていますが、バナナマンの太ったほうに似ている!とわたしは主張しています。
