2005年10月17日

こくやと甘太郎

古い家並みが残る静かな住宅街、細い路地に面してうどん屋がある。昔からの民家をそのまま使っているお店は、こくや、と書かれた木の看板がかかっていなければ、そのまま通り過ぎてしまうだろう。木の枠でできたガラス戸をがらがらと開けると、長い土間が奥の台所まで突き抜けている。靴を脱いで、座敷にあがる。磨き上げられた真っ黒な柱が、つやっと光る。


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「こくや」
名物は、肉つゆうどん。豚肉が入った濃い味のつゆに、釜からあげたばかりのあつあつうどんをつけて食べる。
並:630円

夫と、ディレクター氏は「大:680円」を食す。並→大へのアップは50円なり。もうひとつ、「特:840円」というものを発見、大→特はいきなり160円のアップである。3人の興味はいきなり「特」に傾く。

帰りに、駅前で「甘太郎焼き」を買う。以前、お店のおばさんにたずねてみたことがあるのだが、わたしが生まれる前から甘太郎ひとすじで商売をしているそうだ。黒5個、白5個を買う。


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「甘太郎焼き」
わたしにとって、ここの白あんは日本一。10月にならないと白あんは売り出さないので、心待ちにしていたのだった。できたてのあつあつを箱に入れてもらったので、ちょっと変形してしまった。ほにゃほにゃで、うまいっ。

そして、この物体の名称について3人で議論になる。わたしは、東京に出てきてはじめて「今川焼き」という言い方を知った。「これは、オ・ヤ・キ! だいたいさー、今川ってだれなのよ、え?人じゃないの?地名?」

「お焼きっていうのは、野沢菜などの入った、いわゆる信州のお焼きを指すんだぜ。これは、今川焼き、というのが全国区です」と埼玉生まれの夫。

「なーにいっちゃってんの、コレは回転焼きに決まっているでしょう、お焼きとか今川とか妙なことを言わんでね」と博多生まれのディレクター氏。

か、回転焼き~っ、なんじゃそりゃーっ、と、それから、もめるもめる。

by ichiko : カテゴリー:美味しい物・酒

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