2005年10月10日
夫のアヤシイ行動(1)
ここのところ三連休がたびたびある。ほとんど家での編集作業が主体の夫であるが、連休になると必ず「仕事」で外出する。
たとえば、とある連休の月曜日、ばたばたと唐突に出かけるしたくを始めた夫は、「都内に荷物を届けに行くことになった」といって走り去った。しかし、手ぶらである。
きょうも三連休の終わりの日。「夕方から仕事で出かける」というので、さりげなく「仕事ってナニ?」と聞いてみる。「うーんと、都内」。都内、という曖昧な答えは危険信号である。だいたい仕事は都内に決まっているもんである。「撮影?」、さらに追求してみる。
「ロケハン。こないだ入った仕事のロケハンするんだよ」。ロケハン、という答えはもっともアヤシイもののひとつである。実際に仕事をするわけではないから、場所も曖昧、詳細も説明できなくてあたりまえ、いいわけにはぴったりだ。「でもさ、その仕事のロケハン、たしか先週もやったよね?こんな遅い時間からロケハンなんかするわけ?」きょうのわたしはしつこいである。
モンモンとした気持ちで本棚の整理のつづきにかかる。うそつきめ、うそつきめ、串刺しの刑だ、丸焼きだ、ハモといっしょに素っ裸で川に放り投げてやろうか。そもそもうそをつくのはやましいことがあるからだ、やましいのか、月曜日の女なのか、どうなんだ、だったらくれてやる。異様な怨念が二階まで届いたのか、出かける間際に夫は白状した。
夕方から、なっちゃんPeakのイベントとミニライブがあるのだという。「びょよ~ん、これこれ、コレに行くんだぴょーん」とおちゃらけながら、招待状の葉書を見せる。なっちゃんPeakとは、avexからデビューしたばかりの若いユニットで、夫はコミュまで作るほど入れ込んでいるのである。
デジカメは持ったのか、準備万端で~す、などと答えながら、夫はるんるんと出かけていく。お互いのために、最初からほんとうのことを言えばいいものを。
じゃ、ロケハン、しっかりね、うぷぷ~、と笑って送り出してやったが、玄関の扉を閉めながら、いままでどれくらいのウソに「仕事がんばってね」と手をふったのだろう、どれが本当でどれがウソだったのだろう、などという思いがちらりと頭をかすめていった。
(1)ということは、その(2)へとつづくのである。本人の了解もいちおう得たので、アヤシイ行動はシリーズ化に決定だ。
by ichiko : カテゴリー:夫、身内について
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