2005年09月04日
シャンク疫病神
先週の軽井沢にて、シャンク病を克服した。今年の春に患った病は、おもいのほか快復に時間がかかり、いっときはさじを投げたほどだ。しかし、清めの鐘をたたきながらまわった霧の軽井沢はムダではなかった。なーんだ、簡単なことじゃないか、気楽に打てばいいんだ、気楽に。ついにわたしはシャンクに勝ったのだ、克服したのだ。
というほど、ゴルフはシンプルな世界ではなかった。本日、涼しいころをみはからい、夜の特訓に出かけた。390球ほど打ったなか、200球をアプローチショットに費やし、200球がシャンクした。そう、全部。ぜーんぶ、右にすっとんでいくので、さすがに恥ずかしくなった。
帰りにフロントで練習場の専務さん(すでにまぶだち)に声をかけられる。「さっきイノウエさんの後ろを通りすぎたら、ちょうどシャンクしたところだったよ、なーんか、悪いところを見ちゃったね」と笑う。いいえ、きょうはいつ通っていただいてもシャンクしか見られなかったでしょう。「え?そうなの?どうしちゃったの?」。どーしたもこーしたも、もう、わたしダメかもしれません、背中にはりついたシャンク疫病神が見えるでしょう、貧相なのがいるでしょう、月曜はコースなんです、さ来週はコンペなんです、もういやっ、なおらないのっ、うー、たしけてー、ひーん。
フロントで泣き崩れるわたしに、「それは右脚がはやすぎるのかも、あー、左肩が落ちているのかな、うー」などとなぜか専務さんは必死でアドバイスをしてくれるのだが、それは専門外だと気がついたのか、はっとしたように、「○○くん(センセ)に絶対になおさせますから、なおさせてみせますからっ」と力強くいいながら、「ばいばい~、がんばるんだよ~~」と玄関先まで見送ってくれた。うんうんと涙をふきつつも、なおも肩を落とし、とぼとぼと練習所を後にして、アホいちこの夜はふけてゆく。
by ichiko : カテゴリー:さまよえるゴルフ
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