2005年07月05日
余市蒸留所にて
シングルモルトウイスキーを追いかけていると、必ずといっていいほど出逢うのがニッカの「余市10年」「宮城峡12年」だ。札幌育ちでありながら、じつはニッカのことをほとんど知らずにいた。これを機会に工場を見学しに出かけてみた。
札幌から西に50キロ、積丹半島の付け根に位置する余市町にニッカウヰスキー北海道工場がある。レンガ作りの正門をくぐり、赤い屋根の連なる敷地に足を踏み入れると、なんだかもうそれだけでうっとりとした。
創業者である竹鶴政孝は、日本のウイスキーの父といわれている。スコットランドで本物のウイスキー作りを学び、1934年、ここ余市に「大日本果汁株式会社」を設立した。ウイスキー販売までのとりあえずの収入として天然リンゴジュースを作っていたのだそうだ。「ニッカ」という名前の由来は、この会社の「日」と「果」からきている。
乾燥棟(キルン塔)
正門をくぐったすぐ右手にある。ピート(草炭)で大麦をいぶしながら乾燥させる。
工場の敷地はおよそ4万坪
白樺のしげる道を歩く父と母。
単式蒸溜器(ポットスチル)が並ぶ蒸溜棟
余市では、昔ながらの石炭による「直火焚き蒸溜」。
創立時に建てられた第1号貯蔵庫
創業から6年(昭和15年)、第1号のウイスキーが発売された。目減りしているのは、コルク栓から蒸発した60数年の歳月。
直売所、ゲストハウスの展望台から余市の町を望む。
赤い屋根はすべて貯蔵庫、あるいは工場。
遠くには海。
工場の裏手には、あゆの最北限、余市川が流れる。
澄んだ空気、清らかな水、北国の気候がウイスキー作りの理想の地なのだそうだ。
by ichiko : カテゴリー:食、酒、ラーメン
