2005年01月23日
きりたんぽ鍋
父が秋田県の人間なので、むかしからよく「きりたんぽ鍋」を食べた。子どものころは嫌いだったけれど、最近では冬にスーパーでセリを見かけると「今晩はきりたんぽ鍋にしよう」とわくわくする。
鶏のスープに、ごぼうのささがき、鶏肉をいれてふつふつ煮る。おだしが出てきたところに、まいたけ、長ねぎ、しらたき。お醤油やみりんでちょっと濃いめの味付けをする。
きりたんぽを入れ、柔らかくなる一歩手前でセリを散らして鍋のふたをし、煮立ったらすぐに食べる。
ごぼうと鶏のだし汁を吸い込んだきりたんぽ、ふんわりひろがるセリの香りが好き。
セリを入れるときに、いつも父と、秋田県出身の友だちクンの声が耳を通りすぎる。「いっこちゃんよぅ、セリの根っこば食わんでなんとする」。セリの一番おいしいところはあのヒゲヒゲの根だという。何度言われても、いくらきれいに洗っても、わたしはいまだに根は捨ててしまうのであった。


by ichiko : カテゴリー:食、酒、ラーメン
