2005年01月19日
魔除けのぶら
ぱんつ、のつぎは、ぶらじゃーの話。(わざとか(笑)?)
台湾にて。大晦日の夜、士林の夜市に繰り出す。金曜日の夜ということもあってかなりの人が出ていた。狭い通りを押しくらまんじゅうのようにして歩いていて、あることに気がつく。お洋服、雑貨、CDショップ、あれやこれやのお店のなかで、ひときわ目をひくランジェリーショップ。GETAさんやちゃありぃのために解説すると、女性の下着を売っているお店です(笑)。
とある下着売り場で、店頭のマネキンは真っ赤なブラジャーとパンツを着せられていた。あまりの派手さにドキンとする。つぎのショップでも、一番手にとりやすい真ん前に赤いブラジャーとパンツのハンガー。
そうなるとランジェリーショップを見かけるたびに確認しないわけにはいかず、赤いブラとパンツを目で追うようになる。するとやはりつぎのショップも、一番目立つ場所に赤いブラとパンツがディスプレイされている。
「ねぇ、いま台湾の女の子たちの間では赤いブラとパンツが流行しているの?」
我慢しきれず、いっしょにいた台北在住の友だちにたずねてみる。
「あ、あれですね。あれは魔除けのブラとパンツです」
魔除け?
「赤は魔除けの色。台湾の女性は、新しい年になると赤いブラとパンツを買うんです。魔除けのために、そして運を味方にするためにね」
毎年買うの?
「そうです。新しい一年のために、新しい運を買うんです」
あなたも買うの?
「もちろんです。もう買いました。母と姉にもプレゼントしました」
げっ、お母さんも真っ赤なブラ、するの?
「身につけたほうがいいけど、持っているだけでもいいんです」
なるほどね。それで、どこのランジェリーショップも一押しの場所に真っ赤なブラとパンツが置いてあるんだ。
「どうですか、いちこさんも買いませんか」
いやっ、そのっ、真っ赤なブラとかパンツって抵抗あるしねーっ。
「真っ赤じゃなくてもいいです。オレンジっぽいのや、ワイン色でもいんですよ」
友だちによれば、海外に行くときや大事な仕事で失敗したくないときには、必ずこの魔除けのブラとパンツを身につけるという。「ゼッタイに、コウカ、アルですよー」と力強くいう。
台湾では古くからのいわれがあちこちに存在する。時としてこじつけにも聞こえるいわれがたくさんある。そのような生活がわたしは嫌いじゃない。それを大切に守り、信じている彼女も好きである。
そんなわけで、「こっちがいいかなー、あれもすてきよねー」などと彼女とワイワイ騒ぎながら、わたしも運を買った。真っ赤とはいかないが、すこしワイン色がかった魔除けのブラとパンツを買ったのだった。
by ichiko : カテゴリー:日々のあれこれ
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