2005年01月04日
食いだおれ in 台湾(2)
台湾では四川や広東、客家料理などいろんな中華料理を食べることができる。行ってみて気が付いたのは、わたしがいちばん好きなのは「台湾家庭料理」といわれるものらしい。
「欣葉」は、地元台北に住んでいる人でも絶賛するほどの台湾家庭料理のお店である。今回の旅で一番おいしいものは何かと聞かれたら、たぶんこの「蟹おこわ」になる。
蟹おこわといえば、台南にある「阿霞飯店」が有名である。去年、夫はそちらの蟹おこわも食べている。「うまいぜ、ほんとーにうまいんだぜ」と鼻をふくらませて語っていたのがたいそううらめしかった。今回は台南には行かないのであきらめていたが、思わぬところで蟹おこわに出会ってしまった。
北海道のうまい毛がにを食べ慣れている身としては、蟹じたいには感動の味はなかった。まあ、とくにコメントするほどでもないなぁと冷静にかまえていた。てらてらと赤く輝く卵の部分が、もしかしたらこの蟹の醍醐味であり、濃厚な味を出しているんだろうと想像したが、魚の卵にアレルギーがあるわたしは、それを食べられない。
しかしだ、ごはんを食べてびっくりである。蟹のおいしさをいっぱいに吸い込んだもち米は、かめばかむほど味がしみでてくる。むちむちとした噛みごたえも絶妙。一生このご飯をかみ続けていたいぜ!と思うほどうまくて、ほっぺたが落ちそうになる。
おいしいもの第二位も「欣葉」から。見た目はどこにでもある揚げなすと肉のいためものなのに、どこかちがう。一緒に食べた台北在住の友人によれば、使っているオイスターソースがちがうのだという。かき汁ではなく、大豆とマッシュルームから作ったオイスターソースがこのおいしさの決め手なのだそうだ。へ~と驚いていたら、翌日友人は近所の市場で買ってきたというそのオイスターソースをおみやげにもってきてくれた。うれしい~。
金城武と志村けんのCMにも出てくる「魯肉飯」。どんなものなのか絶対に食べてみたかった。上にかかっている肉よりも、ご飯に染みただし汁がおいしさの秘密だった。「丸林魯肉飯」はバイキング方式のお店で、ずらっと並んでいる料理から欲しいものを選んで皿に盛ってもらう。おいしそうな料理がたくさんあり、近所にこんなお店があったら幸せだろうな、とひたすら台北にいる友だちがうらやましくなる。
切り干し大根のオムレツ(これは好物になった)、ぱーこー、ひょうたんと肉の炒めもの、たまごやき、トンポーロー、えびと野菜の炒めもの、はまぐりのスープ。魯肉飯は、小サイズひとつで22元(70円ちょっと)。3人にそれぞれご飯をつけて、全部で300元ちょっと。千円にも満たない。
このあと、101モールのスタバみたいなところでコーヒーを飲んだ。コーヒー3人分とケーキ一個だけで、魯肉飯の昼食代よりもはるかに高くて、価値観がこんがらがった。

「欣葉」の蟹おこわ

「欣葉」のなす揚げと肉炒め

「丸林魯肉飯」でランチ
by ichiko : カテゴリー:台湾旅行記【2005年】
