2005年01月15日
ほぼ5年ぶりのスカート
西麻布で、友だちがセレクトショップを開いている。広尾に近いという場所がらもあり、有名私立幼稚園に子どもを送り迎えする若い奥様たちがお客さまというだけあって、イタリアものの高価なお洋服ばかりだ。
年末にわたしはそこでスカートを買った。スカートなんて、5年ぶりぐらい。きれいなお洋服を見ているうちに、魔がさしたのだと思う。なんだか急に、はいてみたくなった。
ぴらぴらの色もの、を買うほどの勇気はなく、やはり地味な色の、地味な形のものを選んだ。それでも膝うえのミニスカート、というのはかなりの冒険であると思う。
ジーパン、あるいはワークパンツ。せいぜいがんばってもベージュのパンツスタイルがいつものいでたち。でも、スカートを試着して鏡の前に立ったとき、わたしは気がついた。
ああ、わたしは女の子だったんだ。
ずいぶん前に、はるか昔にどこかに落としてしまったものを、全部ではないにしろそのカケラの一部を拾ったような気持ちになった。女ではなく、女の子、なのだ。
「せっかく買ったんだから、ちゃんとはいてね」と友だちに念を押されたので、大切な人に会うときには、そのスカートをはいて出かける。初めてお会いするご夫婦、ひさしぶりに会う友人。そして、尊敬する知人。
なんだか似合わないなーと思いつつも、いつもとほんのすこしちがう自分になれる気がして、スカートをはく。相手の人には何も伝わらなくていい。ちょっと特別な日に、ちょっぴり気持ちをわくわくさせたわたしが、相手に敬意を表してはく、自己満足のスカート。
by ichiko : カテゴリー:日々のあれこれ
