2004年12月20日

リアル・ワールド

 とある友人から電話が来る。忘年会のお誘い。
「会ったのって、いつだっけ、たしかコートを着ていたから、今年の新年会ってことよね」
「そんなに前だっけ。ずいぶん会ってないんだね」
 といいつつ、お互いにつぎのひとことが重なる。
「でもさ、ひさしぶりって気がしないよねー」
 そうなのだ、「ひさしい」という気がしない。それは、間違いなくmixiのおかげだ。日々、日記やコメントでお互いの近況がわかる。どういう暮らしをしているのか、何を思っているのか、だいたい伝わってくる。

 週末に会った友だちも同じである。半年以上も顔を見ていないので、「どうも、おひさしぶり」とあいさつしたけれど、二人でちょっと顔を見合わせて、「でも、ぜんぜんひさしぶりって感じがしないよね」と笑ったのだった。やっぱりmixiにいる人である。

 便利だな、と思う。いつも誰かとつながっている。

 いっぽうで、あくまでもこれはバーチャルな世界なんだ、と自分にいいきかせる。楽しいフリも、つらいフリもできてしまう世界。会ってみて、顔を見て、そう思う。

 あまりにも便利なバーチャルにひたりすぎると、現実を見失いそうになるときがある。錯覚、といったほうが正しいか。いつもつながっているけれど、もしかしたら、本当はなにもつながっていないのかもしれない。

 わたしが生きていくのはリアルな世界だ。

by ichiko : カテゴリー:日々のあれこれ

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